ダブリンの見どころ<南界隈・グランドカナル周辺>
DUBLIN


The Grand Canal and around
グランドカナル周辺
1755年創業の水路は、かってダブリン郊外へ人々や、タール燃料などを運搬していた。1960年に鉄道にその役割を譲り、現在は並木のある静かな散歩道。この風景を好んだパトリック・キャバナは、永遠にこの地で詩の一節を詠み続けている...。


Waterways Visitors Centre / Ringsend
ウォーターウェイビジターセンター (54)

グランドカナル運河に浮かぶウォーターウェイビジターセンターは古代のクラノグ(水上の住居)のように川の中に支柱を作って建てられた。グランドカナルはシャノン川と繋がり、1760年代から20世紀に鉄道が普及するまで人々や荷物の輸送機関としてアイルランドの商業に重要な役割を担ってきた。1960年代に商用輸送は終了し現在はクルージングやフィッシングなど観光用に利用されている。ビジターセンターはダブリンの水上輸送の歴史や記念品、運河や湿地帯に生息する野生生物の資料が展示され、さまざまな体験コーナーがある。この界隈は再開発され、かつて通りに並んだ古い倉庫はフラットやオフィスビルに変わった。
ウォーターウェイ ビジターセンター
Grand Canal Quay, Dublin 2
TEL: 01-6777510
http://www.waterways
ireland.org
■開館:10月〜5月 水〜日曜日12:30〜17:00
6
月〜9月毎日9:30〜17:30 ■休館:10月〜5月 月・火曜日
■アクセス:トリニティカレッジから徒歩約25分/DART(GRAND CANAL DOCK STATION)/バス(No.2/PARNELL SQUARE EASTから、3/O'CONNELL STREETから:PEARSE STREET下車)
■料金:2.50ユーロ/学生1.20ユーロ


National Print Museum
国立印刷博物館 (55)

ベガーズブッシュ兵舎(Beggars Bush Barracks)内の教会は現在、印刷博物館として18世紀から19世紀のタイプライターや印刷機、初期のアップル社のワープロ、製本技術や印刷技術などさまざまな印刷に関する歴史を紹介している。兵舎はダブリンの無法地帯だった‘ベガーズブッシュ’を取り締まる目的で1830年に英国によって建てられ、1922年にアイルランド自由国が設立して最初にアイルランドに譲渡された。
1914年にドイツからホウスの港に900本のライフル銃を密輸入して国家主義者の英雄となったアースキン・チルダースは、後の内戦の際に銃を所有していたことが発覚したため、この兵舎で処刑された。
兵舎そのものは現在法廷となっている。
国立印刷博物館
Garrison Chapel, Beggars Bush, Haddington Road, Dublin 4
TEL: 01-6603770
■開館:5月〜9月 月〜金曜日10:00〜17:00/土・日曜日、祝日12:00〜17:00
10月〜4月 火・木・土・日曜日14:00〜17:00
■休館:10月〜4月の月・水・金曜日
■アクセス:トリニティカレッジから徒歩約25分/バス(No.7A、8/BURGH QUAYから、45/EDEN QUAYから:HADDINGTON ROAD下車)
■料金:3.17ユーロ/学生1.90ユーロ


Statue of Patrick Kavanagh
パトリック・キャバナの像 (58)

グランドカナルはローワーバゴット通り(Lower Baggot Street)界隈で川の幅が広くなり、水辺には白鳥が遊び、木陰にベンチが並ぶ市民の憩いの場となっている。ローワーバゴット通りはジョージ王朝建築のテラスハウスのカラフルなドアが並び、おしゃれなレストランや活気のあるパブも多い。

1950年代から60年代、ローワーバゴット通りのパーソンズブックショップ(Parson's Bookshop/現在はカフェ)は劇作家ブレンダン・ビーハンや詩人パトリック・キャバナのような著名な作家の交流の場で、“キャバナの週刊誌
*”と呼ばれた「文学と政治ジャーナル」を出版していた。
1967年にキャバナが亡くなった時、ペンブローク通りの作歌の家にはベッド一つ以外ほとんど何もなかった。友人たちは作歌の希望どおり「派手な墓ではなく、通行人のためのベンチ」と等身大の像を作り、キャバナが好んでよく散歩していたグランドカナル沿いに置いた。
パトリック・キャバナの像
■アクセス:トリニティカレッジから徒歩約20分/バス(No.10/O'CONNELL STREETから:BAGGOT STREET BRIDGE下車)

*終了まで全部で13集を数えた。記事はほとんどキャバナ自身が書き、ビーハンやフラン・オブライエンも手伝った



The Shaw Birthplace
ジョージ・バーナード・ショウ生誕の家 (59)

「バーナード ・ショウ/多くの劇作家」("Bernard Shaw, author of many plays")とシンプルにプレートに記されたビクトリア王朝建築の家は、1993年にジョージ・バーナード・ショウ生誕の家としてオープンし、作家の寝室や台所、暖炉のある居間や、音楽会が頻繁に開かれた応接室などを見学することができる。19世紀にはこの界隈は中流家庭が多く暮らし、この時代の家の構造や、時代考証されて設置された家具、食器などの日用品も興味深い。
1856年7月26日にこの家でジョージ・バーナード・ショウは生まれた。10歳までここに住んだが、父の飲酒や両親の不仲など精神的に負担が大きく「家族の心もイマジネーションもこの中になかった」とこの家について述べている。
ジョージ・バーナード・ショウ生誕の家
33 Synge St., Dublin 8
TEL: 01-4750854
■開館:5月〜9月 月〜土曜日10:00〜13:00と14:00〜17:00/日、祝日11:00〜13:00と14:00〜17:00
■休館:10月〜4月
■アクセス:トリニティカレッジから徒歩約15分/バス(No.16、19/O'CONNELL STREETから:KELLY'S CORNER下車)
■料金:6.25ユーロ



The Irish Jewish Museum
アイリッシュユダヤ博物館 (60)

ベルファストで生まれ、ダブリンで教育を受けたイスラエルの大統領ハイム・ハーツォグ (Chaim Herzog) が1985年に開いた博物館。1880年以降ユダヤの共同体が暮らし、繁栄していた地域で、博物館は1915年から1970年代中頃までシナゴーグ(ユダヤ教会)だったものを改装したもの。アイルランドにおけるユダヤの歴史に関する資料の展示や、地下には台所があり、2階には結婚式の天蓋や教会の儀式の道具、ユダヤ文化の工芸品を見学することができる。宗教裁判から逃れてきたポルトガルやスペインのユダヤ教徒は、アイルランドに共同体を設立し1720年代にデーム通りにシナゴーグを建てた。

アイリッシュユダヤ博物館
3 Walworth Road, Off Victoria St., Portobello, South Circular Road, Dublin 8
TEL: 01-4531797
■開館:5月〜9月 日・火・木曜日11:00〜15:30
10月〜4月 日曜日10:30〜14:30
■アクセス:トリニティカレッジから徒歩約20分/バス(No.16、19/O'CONNELL STREETから他:LEONARD'S CORNER下車)
■無料




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