アイルランド概要



国 名
アイルランド憲法(Bunreacht na hEireann)第4条で国の名前は「Eire」(エール)、英語で「Ireland」(アイルランド)と定められている。「Eire」の語源については諸説さまざまで、あまりよくわかっていない。
紀元前5世紀ごろのギリシャの地理文献には現在のアイルランド島に「Ierne」、また紀元2世紀のプトレマイオスの地図には「Iouernia」という名前が記述されている。シーザーの時代にはすでにアイルランドのラテン名「ハイバーニア(ヒベルニア)/Hibernia」(『冬のような』を意味するラテン語の「hibernus」が語源)が使われていた。

「Ireland」はアイルランド語の「Eire」とゲルマン語の「国」を表わす「Land」をあわせたもの。
アイルランド(語)文学には「Eire」の古い形である「Eriu」が頻繁に用いられている。「Eriu」はアイルランドの神話に登場する3人の女神の一人(Eriu・Banba・Fodla)で、この女神が国の名前の起源となったという説もある。


国 旗
アイルランドの国旗は緑、白、オレンジ色の三色旗で、旗ざおのすぐ横が緑。長方形で横幅は縦の2倍。3色はそれぞれ同じ大きさである。
この旗は1848年にトーマス・フランシス・ミーハー(Thomas Francis Meagher)が青年アイルランド党のエンブレムとして用いたもの。ミーハーはフランス革命に感銘を受け、青年アイルランド党の会議ではフランス国旗と並んで掲げられていた。同年に起こった青年アイルランド党の蜂起は失敗に終わったが、1916年のイースタ蜂起ではアイルランド軍の総指令部が置かれたダブリンのオコンネル通りの中央郵便局にこの三色旗が掲げられたことから、アイルランドの自由のシンボルとなり、1937年に憲法で国旗として制定された。緑はカトリックを表わし、オレンジはプロテスタントを表わす
*1。中心の白は両者の和解と永遠の調和の願いが込められている。
緑、白、オレンジ色の三色旗以前は緑色の旗に黄色または金のハープが描かれたものが使われていた。



*1-プロテスタントが支持したオレンジ公ウィリアムにちなんでオレンジ色。


国 章
アイルランドの象徴として中世の時代から「ハープ」が使われ、17世紀から18世紀にはヨーロッパ大陸での戦争の際、アイルランド軍を示すバナー(旗)にも用いられた。現在では大統領や大臣の捺印やユーロのアイルランドのコインにも描かれている。
このハープのモデルはトリニティーカレッジのオールドライブラリーに展示されている14世紀の‘ブライアン・ボルーのハープ(Brian Boru harp)’。
 



シャムロック
シャムロック(シロツメクサ)は世界知的所有権機関(World Intellectual Property Organisation)にアイルランドの国花として登録され、アイルランドのスポーツチーム、政府機関や会社のロゴとして頻繁に用いられる。聖パトリックがアイルランドでキリスト教を広める際に、キリスト教の三位一体(Trinity)の教義をシャムロックを用いて説いたという言い伝えがあり、シャムロックそのものが聖パトリックやキリスト教の象徴でもある。  



国 歌(Amhran na bhFiann)
「兵士の歌(The Soldier's Song/Amhran na bhFiann)」は1907年、ピーダー・カーニーが作詞、パトリック・ヒーニーとともに作曲した。1912年に‘アイリッシュフリーダム’新聞に掲載され、アイルランド義勇軍の行進曲として、また共和国軍の兵士が1916年のイースター蜂起やその後収監された留置所で歌った。それまで国歌とされていた「ゴッドセーブアイルランド(God Save Ireland)」に代わり1926年に正式に国歌として採用された。歌詞はアイルランド語。

おおまかな日本語訳:
1/我々は歌う、兵士の歌を。元気に高らかに。
燃え上がる炎と空いっぱいの星のもと、次の戦いに備えて、
夜明けを待つ。この夜の静寂の中、兵士の歌を歌う。

<コーラス>
我々は兵士。命をアイルランドに捧げる。
遠くから海を渡って来たものもいる。
我々の国はもう平等になるべきだ。奴隷も陛下もなく。
今夜我々は「 bhearna bhaoil 」(Gap of danger)に配置する。
大砲がうなり、ライフル銃が鳴り響き、悲痛のさけびをあげても、エリンのため、兵士の歌を歌うであろう。

2/緑の谷で、そびえ立つ険しい岩山で、
我々の父は、ずっと以前に
同じ旗の下で戦いを征した。その旗は今誇らしげに
風になびいている。
戦う民族の子供は不名誉をまだ知らない。
行進をして敵に直面したとき
我々は兵士の歌を歌うであろう。
<コーラス>

3/ゲールの子、ペイルの男たち、支配された長い日々は終わろうとしている。
イニスフォイル隊は「Tyrant」に配置しよう。
キャンプファイヤーの炎が小さくなって、
東の空に銀色の輝きが見える。
我々の向こうに待つのはサクソンの敵、さあ兵士の歌を歌おう。
<コーラス>
アイルランド語の歌詞とメロディ



通 貨
通貨単位はユーロ(2002年1月1日にヨーロッパの共通通貨としてユーロが導入された。)
ユーロ紙幣は5、10、20、50、100、200、500(ユーロ)、コインは1、2、5、10、20、50(ユーロセント)、そして1ユーロと2ユーロがある。
 



ナショナルデーと祝祭日
ナショナルデーは3月17日、セントパトリックデー(アイルランドの守護聖人、聖パトリックの命日)。

ニューイヤーズデー/1月1日
セントパトリックデー/3月17日
グッドフライデー/イースター直前の金曜日
(イースター/春分の日から最初の満月の直後の日曜日)
イースターマンデー/イースター直後の月曜日
メイホリデー/5月第一月曜日
ジュンホリデー/6月第一月曜日
オーガストホリデー/8月第一月曜日
オクトーバーホリデー/10月最終月曜日
クリスマス/12月25日
セントスティーブンスデー/12月27日
 




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